全て風に…(JKC吉見) [アジリティ《バレ編》]
今日になって思う、ビデオ撮っておけば…。
災害時の投稿ビデオを見ながら、良く平静に撮れるもんだと…。
ハムナプトラを彷彿させる煙霧、飛ばされそうなタープを抑える人々…。
奥のグラウンドでソフトボールをしていたおじさん達は…。
とっくに非難したのか、濃度の濃い煙霧で見えもしない。
風の方向に顔を向けているだけで、口の中がザラついてくる。
自然の猛威の真っただ中、支柱を外し地面にタタミ込んでいる状態なのに、
吹き飛ばされそうなタープを抑えている。
仲間の上着が飛ばされ後ろのタープに引っかかる、
取りに行きたいけど手は放せそうにない。
後ろのタープでは、一向に弱くならない風に
怖くなったのか泣き始めるチビッコ。
泣きたいのはこっちだ、大人だから泣いたりしないけど…。
あと20番位で走れたのに…。
凄く集中出来ていて、すごく穏やかな気分だったのに。
ほんの数分でどんどん下る気温、半袖姿だったので気温低下もよく解る。
結局、そのまま中止に…、AGの検分をしただけだ(涙。
今回の吉見に照準を合わせ、いろいろ考えながら調整して来たのに…、
前日のアジ練ではピタッと止まって待つバレになっていたのだが。
全て風に吹き飛ばされた。
帰り道、関越の渋滞に嵌まりながら、ふと思う。
自分だけに起った不運ではないのだが。
なんて、ついてないんだ。